ハンケイ5mで行われた祇園祭のお話
- h5mshopadnurse
- 7月17日
- 読了時間: 2分
まだまだ祇園祭は続きますね
先日からすま京都ホテル ハンケイ5mで開催した祇園祭イベントでお話しいただいた内容が面白かったので皆さんにもお見せしますね。
お話ししてくださったのは川口菜見子さん。この方は京都の文化を国内外の皆様に広める活動をしている方です。
ハンケイ5m祇園祭イベントでのお話
祇園祭のはじまりとは?
祇園祭は、今から約1150年も昔の869年、京の都で疫病が流行した際に、それを鎮めるために始まった神事「御霊会(ごりょうえ)」が起源とされています。
当時の日本の国の数であった66本の「鉾(ほこ)」を立て、八坂神社の神様を乗せた御神輿(おみこし)が町を清めて巡ったのが始まりです。
1000年以上経った今でも、災厄から人々を守るための大切な祈りが、この祭りには込められています。
これぞ見どころ!祭りのハイライト
1ヶ月にわたる祇園祭には、たくさんの見どころがあります。その中でも特に注目のハイライトを2つご紹介します。
➀山鉾巡行のクライマックス「しめ縄切り」
祇園祭の華である「山鉾巡行」。その先頭を行く長刀鉾(なぎなたぼこ)に乗ったお稚児(ちご)さんが、太刀でしめ縄を断ち切る儀式が「しめ縄切り」です。これは、神域と俗世を隔てる結界を解き放つという意味を持つ、非常に神聖な瞬間。巡行開始の合図でもあり、この儀式を境に祭りの熱気は一気に最高潮に達します。
②深夜の熱狂!「南観音山の暴れ観音」
宵山の23日深夜に行われる、少し変わったドラマチックな儀式が「暴れ観音」です。南観音山の御本尊である観音像を布でぐるぐる巻きにして担ぎ、「わっしょい」の掛け声とともに町内を激しく揺さぶりながら練り歩きます。観音様のストレスを発散させ、厄を祓うともいわれるこの儀式は、知る人ぞ知る祇園祭のダイナミックな一面です。
今回ご紹介したのは、イベントでお話しした内容のほんの一部です。
こうした背景を知ると、祇園祭の山鉾や儀式一つひとつの見え方が変わり、より一層深く楽しめるようになります。
また次の機会にも、こうした文化の魅力をお伝えできる企画を考えてまいりますので、どうぞお楽しみに!
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